鴇六連のまったりぐだぐだブログです

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既刊 『夜伽恋情』

*あらすじ*
莫大な借金から家族を救うため、城郭都市の太守に身売りした春怜。そんな彼の前に夜伽の指南役として現れたのは、故郷を去ったまま音信の途絶えていた幼馴染・燈真だった。かつての優しい面影もなく、燈真は非情にも春怜に脚を開くよう命じてくる。親友に体の奥を暴かれる恥辱に耐え忍びながら、夜ごと男を悦ばせる術を教え込まれる春怜。しかし常に寡黙な燈真の瞳には理性では打ち消せない劣情が宿っていて…。武骨な夜伽指南役×美貌の幼馴染が織り成す純愛官能ロマンス。

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角川ルビー文庫 2013年11月1日発売
イラスト:緒田涼歌先生



2冊目も大好きな中華風で書かせていただきました。
武力と華やかさが混在している都を舞台にしたくて、城郭都市を選びました。
中国の「平遥古城」という都市を参考にしています。
そこに実在している三重瓦の大楼閣を、緒田先生がカバーイラストに描いてくださいました! 感激です!

華やかさを出すために、中華風美麗ワードをモリモリ盛り込みました。
石楠花の四阿や、白檀に麝香、竜涎香、螺鈿、迦陵頻伽などなど……。
都を海の近くにして、海蛇を守護霊獣にしたのも自分としては気に入っています。(舞台設定の話ばかり

また、今作のテーマカラーは紅(あか)でした。
燈真の身のうちで秘かに燃え盛る恋の焔……熾火であったり、鳳仙花や百日紅などです。
その色をそのままカバーイラストに反映してくださって、拝見したとき鳥肌が立ちました。

目を引く紅い表紙……美しいだけではなく躍動感がありますよね。
紅ってすごく魅力的な色だと改めて気づかされました。緒田先生、本当にありがとうございます。

口絵もたまらなく綺麗なのです。
春怜のせつない表情がもう……! 指先も鳳仙花で紅く染まっているのですよー。うっとりです。
挿絵で描いていただいた天繕閣下なんて!男前すぎます。担当さまと「もう彼に全部持っていかれましたね」と話していました。

ちなみにこのお話を書いているときは、KAT-TUNの『FACE to Face』という曲を聴いてました。
歌詞の一部が燈真の心情に近かったのですー。

その燈真について、つまらないこだわりがありまして……燈真は春怜のことを「おまえ」とは絶対に言わないのです。
なぜかというと燈真にとって〝春怜〟とは、唯一無二の珠玉の言葉ですから。
「春怜」って言いたくて呼びたくてしかたないんですよ。一途だぜ燈真。

だからお話の中で(春怜には)一度も「おまえ」って言ってない……はず!!
もし見つけたら「言うてるやん!」と優しくつっこんでやってください~。



◇最後に、ひとこと番外です◇

好色に見える天繕閣下ですが、じつは心に決めた想い人がいるのではないかと妄想しています。
白蛇の神格を持った僧侶……超絶美人の……。
「神おろし」と称して、しわくちゃの高位僧侶の爺さまたちにいいようにされる運命の……。
閣下がそこから掻っ攫って囲うとか、いいですね。

おしまい (番外って言うかしら、これ……)



電子版もリリースしていただきました。そちらもぜひお願いします!