鴇六連のまったりぐだぐだブログです

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胸高鳴る耽美 『サロメ』


こんばんは。 だんだん暑くなってきましたね。
急に暑くなると体調も崩しやすいです。 皆さまご自愛くださいませ。


今日はオスカー・ワイルド作『サロメ』についてつらつら書きます。
(ええっと・・・ちゃっかり拙作の宣伝もしますー。)

私が最初に『サロメ』を知ったのは映画でした。 今さらっと調べたところ、
スペイン映画で2004年に観に行ってました。(11年前・・・なんかつらい・・・)
フラメンコダンサーのアイーダ・ゴメスさんが主演する舞台『サロメ』。 
その制作ドキュメンタリーのような映画だったと思います。 記憶がアヤフヤ・・・

11年前に観た映画のことだからアヤフヤでもしかたないんですけど、
その中でも印象に残っているのは、舞台に生首が出てきたことです。

本物の生首じゃないですよ。 ちゃんと舞台俳優さんが演じているのですが、
なんだろう、衣装や照明のなせるわざでしょうか? 本物の生首のように見えたのです。
観客にそう思わせる、それにしか見えないように演じるって、すんごいなーと思いました。


そしてこの『サロメ』には別に原作があるということで、買いに行ったのです。
201505281.jpg
こちらです。 もう、表紙からして耽美ムンムンの雰囲気。
いきなりビアズリーの挿絵があらわれて、一気に胸が高鳴りますよう!



201505282.jpg
  
  しかしこの『サロメ』、挿絵込みで
  本編90ページほどなのです。
  書籍もびっくりするくらいペッタンコ。
  
  す、すみません、
  厚みを比べる書籍が拙作であります。
  たまたま一番近くにあったんだ・・・!
  (宣伝、宣伝~



でも、この90ページという短編の中にこれでもかと耽美が詰まっております。
どのページをめくっても妖艶で美しく、ちょっと悪魔的な雰囲気もあり・・・。
嬉しいのは文体ですよね。 すごく古典的なんです。

「匂っている」 → 匂つてゐる
「瑪瑙(めのう)」 → 瑪瑙(めなう)

・・・というように。
これは、翻訳者の福田恒存さんの賜物でしょうか。
そして福田さんによる解説がこれまたおもしろいのです。
挿絵についても説明があります。
とても興味深いことがたくさん書かれていますので、ぜひお手に取ってみてくださいね。

ビアズリーの挿絵と古典的な文体が織りなす耽美の世界に胸が高鳴ることまちがいなしです。



そそそ、そしてここからは拙作の宣伝をさせていただきたく思います・・・。

拙作『紅炎竜と密約の執事 ~ドラゴンギルド~』には、サロメという竜がちらっと
出てきますが、彼の名前を決めるとき「耽美っぽい名前がええなぁ~~」と
あれこれ考えた結果、大好きなこの書籍を思い出し、名前を拝借したのでした。

そのサロメも登場する新刊を出していただきます。(サロメはまた脇役だけど)
すでにネット予約などは始まっているのでしょうか?

公式HPに書籍情報を掲載していただいたら、
こちらでもじゃんじゃん宣伝させていただきますねィヨォーシ!
どうぞよろしくお願いいたします。